寒い季節になると心配になるのが、ノロウィルスなど感染症の流行ですね。中でも11月~1月は特にノロウイルスによる感染性胃腸炎が多くなるそうです。
ノロウィルス感染予防にはやはり手洗いが基本中の基本!
ということで、予防に効果的な手洗いの方法や、ノロウィルスに効く石鹸や消毒液についてもご紹介します。
ノロウィルスを予防するための手洗いのポイントは?石鹸は何が良い?
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ノロウィルスに感染しても1~2日は症状がありませんが、発症すると激しい嘔吐や下痢に見舞われます。これらの症状は2,3日程度で自然と治まってきますが、回復しても1~2週間は便の中にノロウイルスがいることが多いと言われています。発症してしまうと根本的な治療薬はないため、脱水を防ぐ等の対処療法になります。
ノロウィルスは手や食品を介して口から侵入してきますので、手洗いはとても効果的な予防法の1つなんですね。固形石鹸を使うとどうしても共有することになりますので、プッシュ型のハンドソープが良いと思います。手を洗う時のポイントは、しっかりと泡立てて30秒以上洗うことです。石けんの泡により手の油分を落とすことで、ウイルスも一緒に落ちやすくなるそうですよ。
ノロウィルスの大きさはとても小さいため、手のしわや爪の間などに入り込みますので、すみずみまで泡が行き渡るように意識して手洗いすることが大切です。ノロウィルス感染予防のための手洗い方法は、色々なイラストでも紹介されていますので、それらを参考にすると良いと思います。
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そして実は、家に帰ってから手を洗うまでの順番も大切なポイントなんですね。
ノロウイルスは、飛沫感染(飛んでいるウイルスに接触することによる感染)をすることもありますので、衣類についたウィルスから感染する可能性もあります。そのため、家に帰ってまず手を洗ってから服を脱ぐと、服についたウィルスをまた触ることになってしまうかもしれません。ですので最初に服を脱いでから手についたウィルスを洗い流すという順番が、感染を予防するためには効果的だと思います。
ちなみに、ノロウィルスはアルコール消毒では殺菌できません。ノロウィルスに効果的なのは塩素系の消毒薬になります。ノロウィルス用に塩素系のハンドソープも市販されていますので、それを利用すれば更に予防効果が期待できるかもしれませんね。
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ノロウィルスは感染者の便や吐しゃ物を介して感染します。それ以外にも、先ほど書いたように空気中を漂うウィルスから感染することもあります。あまり神経質になりすぎるのも良くないとは思いますが、特にトイレまわりやドアノブなど、ウィルスのついた手で触る可能性の高い場所などの消毒は心がけたいところですね。
ノロウィルスにアルコール消毒は効果がないと先ほど書きましたが、ノロウィルスの消毒には次亜塩素酸ナトリウムが効果的だと言われています。次亜塩素酸ナトリウムが含まれる消毒液は色々な種類がありますが、無色無臭で食品の消毒にも使える「ウィルバス」という商品が評判が良いようです。
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ただし、これら塩素系の消毒液は漂白作用もありますので、色落ちすると困る衣服などには使用しない方が良いですね。その場合は煮沸消毒が効果的です。ノロウイルスは1分間以上の煮沸消毒で殺菌できますので、例えば台所回りで使う物は煮沸消毒の方が手軽で確実かと思います。
ノロウィルス用の消毒液は家庭でも塩素系漂白剤があれば作ることができます。作り方はとっても簡単で、ペットボトルとキャップを使います。
便や嘔吐物が付着した場所や物、トイレなどの消毒をする場合
500mlの空のペットボトルにペットボトルキャップ2杯の塩素系漂白剤を入れます。
その中に水を加えて全体を500mlにしてできあがりです。
ドアノブやおもちゃなど、直接手で触れる場所や物などの消毒をする場合
2Lの空のペットボトルにペットボトルキャップ2杯の塩素系漂白剤を入れます。
その中に水を加えて全体を2Lにしてできあがりです。
注意点としては、自作の消毒液は時間の経過とともに効果が薄れてきますので、使うたびに新しく作るのが理想ですね。
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もしノロウィルスに感染してしまったら・・・
ノロウィルスなどの感染症は、やはりどれだけ予防していても完全に防ぐことはできませんよね。もしノロウィルスに感染してしまった時の対処法についてもご紹介します。
冒頭でも書きましたが、ノロウィルスに根本的な治療薬はありません。ですので、症状が収まるまで安静にしていることが、一番の治療法ということになると思います。症状が収まるまでは下痢や嘔吐が続きますが、それはウィルスを体の外に出すための体の反応ですので、最近は吐き気止めや下痢止めは使用しないという考えが一般的のようです。
下痢や嘔吐が続くと体から水分が失われてしまいますので、こまめに少しずつ水分を補給してあげましょう。水や麦茶だけの水分補給だと体内の塩分濃度が薄くなるため、特に小さい子供は筋肉の痙攣などを引き起こす可能性もあります。ですので経口補水液やスポーツドリンクなど、塩分も一緒に補給できる飲み物が良いですね。
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部屋から一歩も外に出ず誰とも関わらなければ、ノロウィルスに感染しないのかもしれませんが(笑)、普通に生活していればそういう訳にはいきませんので、まずは自分のできる範囲で感染予防に努めて、ウィルスを体内に入れないように心がけることが大切だと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。